パワービルダーが分譲する新築建売住宅「価格交渉できますか？」

価格交渉で値下げが望める物件・望めない物件

値下げ交渉自体はどの物件でもできますが、その交渉が成功するかしないかは物件の条件によって異なります。

パワービルダー新築建売住宅の価格交渉で値下げが「望める」物件

パワービルダーである売主様は、その住宅を早く売るために自ら価格改定（値下げ）を検討するタイミングがあります。
そのようなタイミングを狙って価格交渉をすると値下げに成功しやすくなり、物件によってはごくまれに大幅な値下げが望めることもあります。

パワービルダー新築建売住宅の価格交渉で値下げが「望めない」物件

価格を下げなくても買い手がつく可能性が高く、値下げが「望める」物件の逆の条件を持つ物件は、交渉が難しいということになります。

パワービルダーの価格改定のタイミング

新築建売住宅の価格改定の多くは以下の4つのタイミングで行われます。

1. ①更地～建築中
2. ②建物完成直後
3. ③完成後２ヵ月経過
4. ④完成後３ヶ月経過以降

売主様としては①更地～建築中のタイミングで売れるのが一番望ましく、状況によって建築中にも価格改定する場合があります。その後は完成してから期間が経過するほど価格は下がり、完成後３ヶ月を過ぎると長期在庫の扱いとなり、更に価格改定されることがあります。
価格改定の金額は、80万円程度の場合もあれば、一気に200万円の大幅な価格改定をする場合もあります。

なぜ価格交渉できるの？

「飯田ホールディングスグループ」各社や「ファースト住建」など、パワービルダーと呼ばれる新築住宅を分譲する建売業者は、土地を仕入れたら買主が決まっていない状態でもどんどん住宅を建築していきます。

パワービルダーは何と言っても早期販売、回転率重視！

効率良く販売するために、タイミングを見計らい自ら価格改定（値下げ）を行います。
完成後の経過期間が長期に及ぶ物件は、利益を無視した大幅な価格改定をしてでも販売を強化します。

実際ベスト仲介の取引でも、当初の売出価格から900万円引きの価格改定をした物件を、更に価格交渉で90万円値下げしてお客様にご購入いただいた経験があります。
なんと、合計1000万円近くもの大幅値下げ！
完成後半年以上売れていない、いわゆる「長期在庫」物件でしたが、買主様のニーズにマッチしていれば非常にお得な買い物といえます。

圧倒的な販売戸数を誇るパワービルダー各社は、会社全体の利益を見ます。一部の物件が原価割れでも他の物件の利益がそれを補っていればよく、補えているからこそ驚くほどの価格改定ができるのです。在庫を残すより、原価割れでもお金に変え、そのお金でまた新たに土地を買って建物を建てる…というのがパワービルダーの方針です。

価格交渉のポイント

価格交渉を成功させるには、物件毎のタイミングを見定めるとともに、売主様・買主様双方の歩み寄りが大切です。 お互いの条件が一致することで値下げが実現するので、一方的な要求は交渉決裂につながるため注意が必要です。 具体的にどのような点に気をつければいいかと言うと

1. ①値下げ額
2. ②契約・決済のタイミング
3. ③決済方法

この3つです。 それでは、それぞれを詳しく解説していきます。

価格交渉時に気をつけるポイント① 「値下げ額」

パワービルダーのような新築戸建の建売業者には現場ごとに物件の営業担当者がいますが、価格改定は本社主導で行われます。

値下げ希望額はお客様の意向のもと私たち仲介業者が購入の申込書とともに窓口となる営業担当者へ提出し、営業担当者〜営業所の上席（営業所長など）のチェックを経て、決裁権者である本社の社内稟議にかけられ買受の可否が判断されます。

お客様の「購入したい！」という明確な意思表示を基に私たち仲介業者が売主様・買主様双方の希望や条件を擦り合わせていきますが、この時気を付けたいのが「著しい」価格交渉です。
あまりにも無謀な価格交渉は買受を断られるだけでなく購入したいというお客さまの意思そのものが疑われてしまいます。営業担当者や上席のチェックの段階で「この値下げ額では稟議は通りません」と言われ社内稟議のテーブルにすら乗らないこともあります。

価格交渉時に気をつけるポイント② 「契約・決済のタイミング」

早期販売、回転率を重視するパワービルダーの営業所・営業担当者は常に数字に追われています。
契約日や決済日を月内の成績に入れようとする傾向が強く、月末近くに申込を提出すると「月内契約であれば○○万円の価格交渉を受けられます」と言われることがあります。逆に、月初に申込を提出した場合「月内決済ができますか？できるのなら○○万円の値下げ交渉に応じます」と言われることもあります。

売主様が要望する契約日や決済日を買主様がある程度受け入れることで価格交渉が成功する可能性が高くなると言えます。

価格交渉時に気をつけるポイント③ 「決済方法：ローンか現金か」

ポイント②で紹介したように、売主様は基本的に月内決済が望ましいと考えています。
そのため住宅ローン利用では間に合わない決済が現金購入なら間に合う場合「今月の売上になる！」などの事情から現金で決済することにより希望の価格交渉に応じてくれる場合もまれにあります。

しかし、「決済のスピード」は住宅ローンよりも現金が勝るものの住宅ローンは銀行がお金を出すので、逆に安心だと考える売主様もいます。
また、住宅ローンの事前審査の仮承認を取っておけば、現金購入と変わらないスピードで決済が可能になる場合もあります。

つまり特別なケースを除いては、現金だから有利、ということはないと言えるでしょう。 ※現金購入の場合は、ご契約時にエビデンス（通帳の残高確認など）の提出を求められることが一般的です。

長年の経験と実績から価格交渉まで徹底サポート！

ベスト仲介では、無理な価格交渉で契約できなかったり、お得に買えるチャンスを逃したりということのないよう、交渉の額やタイミングなどを的確に判断してお客様にアドバイスしています。
不動産業界20年以上の経験に基づき、ベストな条件でお客様に購入していただけるよう徹底サポートいたします。
パワービルダーの物件も多く扱っていますので、コツやポイントは熟知しております。 ぜひ、価格交渉もベスト仲介にお任せください！

仲介手数料無料でご紹介できるパワービルダーの会社名とブランド名

下記にあるパワービルダー各社は、自社で販売部門を持たないので、全て不動産仲介会社を通じて販売されています。「ベスト仲介」の不動産購入サービスをご利用いただくと、パワービルダー各社の新築分譲住宅の全てが仲介手数料無料で購入できます。

• ・ファースト住建（ファーストタウン）
• ・一建設（リーブルガーデン）
• ・飯田産業（ハートフルタウン）
• ・アーネストワン（クレイドルガーデン）
• ・オリエンタル・ホーム（ハーモニータウン）
• ・アイディホーム（リナージュ）
• ・タクトホーム（グラファーレ）
• ・東栄住宅（ブルーミングガーデン）